Windows マシンで,Eclipse 4.2 のダウンロードとインストールと日本語化を行う手順を図解で説明します. さらに,Eclipse を使うときに欠かせないプロジェクトの作成,Eclipse でのクラスの定義と実行という基本操作の手順も図解で説明します.その他,Eclipse の設定やプラグインについても説明します.
【この Web ページの目次】
【関連 Web ページ】
※ Linux での Eclipse のインストール手順は,別の Web ページに記述しています。
Eclipse 4.2 のインストールに取りかかる前に,Eclipse インストールディレクトリと,Eclipse のワークスペースを置くディレクトリを決めておくこと. これらディレクトリは,好きに決めていいですが, Eclipse のワークスペースを置くディレクトリは,半角文字でスペースを含まないこと. この Web ページでは,次のように書きます.
自由に決めていいですが,C:\Program Files\eclipse-SDK-4.2-win32 のように英記号「-」を含めると,起動しなくなる可能性があります.
ワークスペースというのは,Eclipse の管理下にある全てのファイル (Java プログラムその他)を置くための領域のことです(あまり,悩まないこと).
C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_24 のようなディレクトリがあれば,イ ンストール済み.
Eclipse インストールディレクトリ C:\Program Files\eclipse4.2 のようなディレクトリ (あるいは似た名前のディレクトリ)があれば,すでに Eclipse のインストール (古いバージョンかも知れない)が済んでいる.
※ アンインストール法: Eclipse インストールディレクトリを丸ごと削除.
ページの上の方にある「Downloads」をクリック
Eclipse パッケージの種類が選べる.ここでは,
などの中から,「Eclipse IDE for JAVA EE Developers」の右横にある「Windows ...」をクリック
Eclipse パッケージの違いは,同梱されているプラグインの違いです. プラグインは後から簡単に追加できるので,Eclipse パッケージの違いであまり悩まないこと. 違いについての詳細は, http://www.eclipse.org/downloads/packages/compare-packages を参照のこと.
例えば, Eclipse IDE for Java Developers (別名 Java)の方は, JEE よりプラグインが少ないです(Webツール・プラットフォーム,データツール・プラットフォームなどが入っていません). 従って,あとで必要なプラグインを追加でインストールするという手間はありますが,決して難しい作業ではありません. プラグインのインストールについては, Eclipse の Web, XML, and Java EE Development に関するプラグインのインストール, 「データツール・プラットフォームのインストール」の Web ページをなどを見てください.
「Download ... from:」のところに「[Japan] ...」のように表示されること確認する(Japan で無ければ,「Please choose a mirror close to you」から選びなおす). その後,「[Japan] ...」のところをクリックすると,ダウンロードが始まる.
eclipse-java-juno-SR2-win32.zip のような名前のファイルがダウンロードされる
ダウンロードが終わるまでしばらく待つ.
Eclipse インストールディレクトリ: C:\Program Files\eclipse4.2\ の下に解凍する. すると,eclipse という名前のサブディレクトリができる. つまり,C:\Program Files\eclipse4.2\eclipse ができる.確認しておく.
必ず行うべき環境設定を下記に示します.
※ 環境設定の前に,日本語化 を行ってもよいでしょう.
Eclipseを起動すると,最初の画面で,「Select a workspace」と出る. ここでは,先ほど作ったディレクトリ(C:\workspace)を,ワークスペースのディレクトリとして設定する.OK を押すと,ワークスペースが作成される. なお,デフォルトでは,ワークスペースのディレクトリは,「\Documents and Settings\」のように半角スペースを含んでいるので,別のディレクトリに変えておいた方がよい.
Eclipse で 「Window(ウィンドウ)」→「Preferences(設定)」→「Java」→「Installed JRE(インストール済みのJRE)」
【インストール済みの JRE】の変更手順
インストール済み JRE が,下記のように「...jdk...」ではなく, 「...jre...」になっている場合は,変更したほうがよい.(古いバージョンの Java を使っている場合には,このように自動設定されることが多い.手動で変える).
インストール済みの JRE の変更手順は下記の通り.
※ なぜ設定しないといけないのか?
→ Javadoc を使いたいから.知りたいキーワードにマウスをあわせて「SHIFT + F2」と操作すると,Web ブラウザにJavadoc が表示されるようになります.これは便利. (とはいえ,ネットにつながっていないと Javadoc が表示されないので,「Javadoc をダウンロードして使えるようにしたい」というときは,別の Web ページに Javadoc について説明しています)
今開いている設定用ウインドウで,「general(一般)」→「Editors(エディタ)」→「Text Editor(テキストエディタ)」
「Show line numbers (行番号の表示)」をチェック
Eclipseでテキストファイルを扱う場合の文字コードについて,問題があれば,変更できる.
今開いている設定用ウインドウで,「general(一般)」→「workspace (ワークスペース)」
「Text file encoding (テキスト・ファイル・エンコード)」と, 「New text file delimiter (新規テキスト・ファイルの行区切り文字)」を設定
今開いている設定用ウインドウで,「General (一般)」 → 「Keys (キー)」 → 「Scheme (スキーム)」のプルダウンから 「Emacs」
参考 Web ページ http://eclipsewiki.net/eclipse/index.php?Emacs%C9%F7%A5%AD%A1%BC%A5%D0%A5%A4%A5%F3%A5%C9
今開いている設定用ウインドウで,「Java」→「Build Path (ビルド・パス)」
「Source and output folder(ソース及び出力フォルダー)」 で,「Folders(フォルダー)」にチェック されているはず.確認しておく.
「Source folder name (ソース・フォルダー名)」と「Output folder name (出力フォルダー名)」をここままでもよいし,好きに設定してもよい(何でも良いが,別のディレクトリになるように設定すること).
今開いている設定用ウインドウで,「Java」→「Compiler(コンパイラ)」
Compiler compliance Level が,「1.6」のようになっている.確認しておく.
Eclipse 4.2 に,Pleiades をインストールすると,Eclipse が日本語化されます.
http://mergedoc.sourceforge.jp/
「Pleiades 本体ダウンロード」があるので, 「安定版」を選んでクリック
※ 「最新版」を使いたい場合は,「最新版」の方からソースコードをたどって行くが,ここではその手順は説明しない.
解凍してできたファイルを確認の上, Eclipse のディレクトリ C:\Program Files\eclipse4.2\eclipse にコピー. 上書きするか聞いてくるので,「すべて上書き」.
C:\Program Files\eclipse4.2\eclipse\eclipse.iniの最後に,-javaagent:plugins/(以下略)の1行を追加(下記). Windowsのnotepadだと,改行コードがうまく設定できないので,他のエディタを使うこと.
------変更後の eclipse.ini の例--------------------------------------
-startup
plugins/org.eclipse.equinox.launcher_1.3.0.v20120522-1813.jar
--launcher.library
plugins/org.eclipse.equinox.launcher.win32.win32.x86_1.1.200.v20120522-1813
-product
org.eclipse.epp.package.jee.product
--launcher.defaultAction
openFile
--launcher.XXMaxPermSize
256M
-showsplash
org.eclipse.platform
--launcher.XXMaxPermSize
256m
--launcher.defaultAction
openFile
-vmargs
-Dosgi.requiredJavaVersion=1.5
-Dhelp.lucene.tokenizer=standard
-Xms40m
-Xmx512m
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
C:\Program Files\eclipse4.2\eclipse\eclipse.exe -clean.cmdをダブルクリックして実行する.eclipse が起動することを確認する. これは,日本語化に伴う作業なので,1回だけ実行すれば十分である. (Eclipse を起動するときは,今までどおり eclipse.exe を使う,という意味).
下記の手順で,プロジェクトを新規に作成します.
プロジェクトを作成すると,ワークスペースのディレクトリ(C:\workspace)の下に, プロジェクトのディレクトリができます.プロジェクトのディレクトリの下には,デフォルトでは,src, bin の2つのサブディレクトリができます.
「ファイル」→「新規 (New)」→「プロジェクト (Project)」
または,パッケージ・エキスプローラ内で,右クリック→「新規 (New)」→「プロジェクト (Project)」
「Java プロジェクト」を選び,「次へ」をクリック.
新規Javaプロジェクトのウインドウが開くので,プロジェクト名を付ける(1行目). プロジェクト名には好きにつけて良いが,全角文字は避ける.分かりやすい名前が良い.
Java 設定はデフォルトのままでよい.「完了」をクリック
新しいパースペクティブを開きたいので,まず, 「ウインドウ」→ 「パースペクティブを開く」→ 「その他」と操作する
Java パースペクティブを開きたいので, 「Java (デフォルト)」を選び, 「OK」をクリック
※ ようこそ画面が開いたままのときは,「×」をクリックして,閉じる
パッケージ名は hoge.hoge.com のようなドメイン名を付ける習慣があることに注意してください. この Web ページでは,パッケージ名は,hoge.hoge.com と書き, 作成するクラスのクラス名は,HelloWorld と書きます.
「ウインドウ」→「ビューの表示」→「パッケージ・エクスプローラ」 と操作します.
パッケージの作成,クラスの作成などの作業は,パッケージ・エクスプローラで行うことにします.
パッケージ・エクスプローラ(左側のウインドウ)を使って,パッケージを新規作成します.
パッケージ・エクスプローラ内にプロジェクト一覧が表示されているはずです. 先ほど作成したプロジェクトの中にパッケージを作成したいので, 先ほど作成したプロジェクトのプロジェクト名(つまり HelloWorld)を選んで右クリック.
パッケージ・エクスプローラ(左側のウインドウ)を使って,クラスを新規作成します.
「新規」→「クラス」と操作します.
※ 「新規」を選んだとき,「クラス」が現れないことがあります. そのときは, 「新規」→「その他」→「Java」→「クラス」と操作します.
Java パッケージ名,クラス名を入力できるウインドウが開くので,設定を行います.
前準備として,パッケージ hoge.hoge.com とクラス HelloWorld を新規作成済みであること.
パッケージ・エクスプローラで, プロジェクト名の下の 「Java リソース; src」または「src」の下を展開すると,パッケージ名 hoge.hoge.com の下に,クラスファイル一覧が出ます.
HelloWorld クラスを定義したいので, パッケージ・エクスプローラの パッケージ名の下にあるクラスファイル一覧の中から, 「HelloWorld.java」をクリック. すると,エディタが現れます.
このように,Eclipse のパッケージエクスプローラで,定義したいクラスの「クラス名.java」 をクリックすると,エディタが開くことになっています.
なお,別のクラスを追加したいときは, パッケージ名を右クリックして「新規」→「クラス」です.
下記のクラス定義をカットアンドペーストしてみて下さい(テスト用に作ったクラス定義です). (パッケージ名を「hoge.hoge.com」と書いているので,パッケージ名を別の名前にしている場合には,適切に読み替えてください).
----------------------ここから---------------------
package hoge.hoge.com;
public class HelloWorld {
public static void main(String args[])
{
System.out.println("Hello Java World !");
}
}
----------------------ここまで----------------------
「ファイル」→「保管」または CTRL+S で保存される. 保存時にコンパイルされる
コンパイル時のエラーや警告があれば, Eclipse 内の問題・ビューに表示されるので確認する.
パッケージ・エクスプローラで,パッケージ名の下にクラスファイル一覧が出ているので,実行したいクラスの「クラス名.java」 (つまり,HelloWorld.java) を右クリック.
■ もしくはAlt+Shift+Xを押し,J を押すという操作でもよい.
上記でインストールした Eclipse 4.2 の Eclipse IDE for JAVA EE Developers パッケージ (別名 JEE) には,いくつかのプラグイン(フィーチャとも言う)が同梱されています.
Eclipse の同梱プラグインは, http://www.eclipse.org/downloads/packages/compare-packages に説明されています.
代表的なものは次の通りです.
GEF プラグインの更新の手順は別の Web ページで説明しています.
Web ツール・プラット・フォームとは,WST (Web Standard Tool)とJST(J2EE Standard Tools)の2つのサブプロジェクトからなる.JSP/HTML/XML/CSS エディタ, データツールなどの機能.
データ・ツール・プラットフォームとは,データベース接続, テーブルデータの一覧表示,SQL問い合わせの発行, データのインポートやエクスポートを行うツールとフレームワークであり, Eclipse上からデータベースの管理・操作ができる. 最新版は PostgreSQL にも対応.
プラグインの更新は簡単にできます. 更新マネージャを使います. Eclipse 4.2 では,更新マネージャの起動の手順は次の通りです.
プラグインのインストールや更新については,別の Web ページで,手順を説明しています.
参考:Eclipse 3.3 以前では, 「ヘルプ」 → 「ソフトウエア更新」 「検索およびインストール」 → 「インストールする新規フィーチャを選択」 → 「Europa Discovery Site (Europa ディスカバリーサイト)」 という手順になります.
同梱されていないプラグインの例としては,下記のものがあります(正確には,Eclipse パッケージごとに違いがあります).必要に応じてインストールします.
テスト,モニタリング,トレーシング,プロファイリングのためのフレームワークとサービス
更新マネージャで,「Europa Discovery Site (Europa ディスカバリーサイト)」 の下の「テストおよびパフォーマンス」でインストールできます.
PDF, Word, Excel 等でのレポート(帳票)作成支援機能,分析機能のためのフレームワークとツール
更新マネージャで,「Europa Discovery Site (Europa ディスカバリーサイト)」 の下の「グラフおよびレポート」でインストールできます.
参考Webページ: http://www.atmarkit.co.jp/fjava/rensai3/eclipseplgn04/eclipseplgn04_1.html
なお,WTP, BIRT については, http://www.eclipse.org/downloads/moreinfo/jee.php# や http://www.eclipse.org/callisto/java.php にチュートリアルがあります.
ダウンロードWebページ: http://www.eclipse.org/downloads/index.php
Eclipse に関する参考Webページ: http://www.atmarkit.co.jp/fjava/special/eclipse33/eclipse33_1.html
参考Web ページ: http://www.javaroad.jp/opensource/js_eclipse1.htm
参考Webページ http://www.atmarkit.co.jp/fjava/rensai3/eclipse31_01/eclipse31_01_1.html
参考Webページ http://www.stackasterisk.jp/tech/java/wtp01_01.jsp
参考Webページ http://www.eclipse.org/webtools/community/communityresources.html#tutorials
参考Webページ: http://journal.mycom.co.jp/special/2007/eclipse33/menu.html